Tag: 事業戦略 企業経営理論

情報

  1. 5つの競争要因(ポーター)
    1. 既存業者の敵対関係
    2. 買い手の交渉力
    3. 売り手の交渉力
    4. 新規参入の脅威
    5. 代替品の脅威
  2. 競争地位
    1. リーダー
    2. チャレンジャー
    3. ニッチャー
    4. フォロワー

戦略グループ

  1. 定義
    • 同じ業界に存在する企業の中で、同じような戦略を採用している企業のグループのこと
    • コスト改善など次第に一貫した戦略行動になるので、似通った企業の集団が生まれやすくなる
  2. 参入障壁
    • ある業界に企業が新規参入しようとする際の障壁のこと
  3. 移動障壁
  4. 撤退障壁
    • 事業の収益性が低い状態であっても、その業界にとどまらざるを得なくする要因のこと
    1. 高額な固定資産
      • 使用年数が少ない設備が他の事業への転用しにくい場合、清算価値が低くなり大きな減損や実現損失につながる
    2. 撤退による固定コスト
      • 人員削減が生じる場合は、退職金負担が重い
    3. 戦略
      • ある部門から撤退することで、他部門に悪影響が生じる場合、自社の強みを失いかねない
    4. 経営者の感情
      • 事業に対する経営者の愛着や従業員への思いやりなど、個人的・感情的な障壁が生じる
    5. 政府と社会
      • 撤退による失業や地域経済への影響が大きい場合、政府や地域社会から圧力を受ける

価値連鎖(バリューチェーン)

  1. 概要
    • 企業の内部の活動によって付加価値が生み出される流れ
    • 規模の経済性よりも、諸活動間の連携が重要であり、連携により競争優位性を築いていくことができる
  2. 主活動
    • 購買物流、製造、出荷物流、販売、サービス
  3. 支援活動
    • 全体管理、人事・労務管理、技術開発、調達活動
  4. 買い手が認める価値
    • =バリュー・チェーンのコスト+マージン
  5. 考え方
    1. 個々の価値活動は、密接な結びつきにより模倣困難性や独自性を生じさせることから、企業の独自の経営資源やケイパビリティ(経営と戦略の全体像)として見なせる
    2. 企業が携わる価値活動の数が多いほど垂直統合の度合いは高くなり、企業が携わる価値活動の数が少ないほど垂直統合の度合いは低くなる
    3. 価値連鎖上で高付加価値を生み出している活動は垂直統合に適している
    4. どの活動を自社独自に実施し、どの活動を他社に任せるか、企業は意思決定することが出来る為、価値連鎖の中で携わる活動の数は一定で安定する必要はない

その他

  1. 起業家戦略(P.F.ドラッカー)
    1. 総力による攻撃
      • 新しい市場や産業のリーダー的地位を狙う
      • 注:経営資源を全て投入しても成功確率が低い為、中小企業では非推奨
    2. 弱みへの攻撃
      • 相手の弱みを突いて自身の競争優位を打ち立てる
    3. ニッチの占拠
      • 限定的な領域で実利を上げる
    4. 価値の創造
      • イノベーションによって生まれた顧客価値を利用する
  2. 前方垂直統合(川下垂直統合)
    • 垂直統合が製品やサービスの最終顧客に近づく方向に進む場合
  3. 後方垂直統合(川上垂直統合)
    • 製品やサービスの最終顧客から遠ざかる方向に進む場合
  4. 脱成熟
    • 市場成長率が安定してきて、製品ライフサイクルの成熟期以降に採用する戦略
  5. 多数乱戦業界
  6. 浸透価格政策
    • 安い価格を設定し、大量に販売することでシェアを高める政策
    • 一気にシェアを高めて、競合他社よりも規模の経済性経験曲線効果をはやく発揮できる点がメリット

目次

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用語集


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