VRIO分析では、この経営資源(リソース)を - 価値(Value) - 希少性(Rarity) - 模倣可能性(Imitability) - 組織(Organization) の4つの視点から評価することによって、 企業内部に存在する強みの質と市場における現在の競争優位性を見極め 、競争優位性の維持や更なる向上に向けた効果的な施策を講じることが可能となります。
4つ全てにYESがついた経営資源は持続的であり、競争優位性を有すると言えます。
経営資源が、企業独自の歴史的要因で成り立ってるかどうかです。このように、過去の出来事や発展経路に依存している事象を「経路依存」と呼びます。
入山氏が重視する課題が「経路依存性」だ。企業の組織や機関が事業のために最適化されており、一部を変えようとしても他の部門との関係が深いために変えられない。
外部から見て、経営資源がどのような仕組みで調達されているのかの曖昧さを指します。
競争劣位・・・早急に対処しなければ経営が傾いてしまう恐れがある 競争均衡・・・希少性を加えるといった競争優位性を高める努力を施さなければ、このままではいずれ競争劣位となってしまう恐れがある 一時的な競争優位性・・・現段階では優位に立っているが、最大限に活かされていない状態を指している 継続的な競争優位性・・・組織全体が一丸となり、経営資源を最大限に活かしている状態を指している