Tag: IE 企業経営理論

情報

概要

工程分析

  1. 工程図記号
    • プロセスチャート
    • 加工○、運搬→、停滞(貯蔵▽、滞留D)、検査(数量□、品質◇)
    • 複合記号(主作業を外側、従属作業を内側に記載)
  2. 単純工程分析(オペレーションプロセスチャート)
    • 加工と検査のみを実施
    • レイアウト設計用
  3. 製品工程分析
    • 製品の工程を分析
    • 流れ線図(フローダイアグラム):工場のレイアウト図の上に工程図記号を記入することで、工程の流れを分析
  4. 作業者工程分析
    • 作業の無駄を改善
  5. フロムツーチャート(流出流入分析)
    • 肯定感のモノの流れを分析
    • フロム:前工程
    • ツー:後工程
    • 正流:前から順番に流れる
    • 逆流:後から逆に流れる
    • 多種少量生産の分析に使われる
  6. 改善方法
    • ECRSの原則(★)

運搬分析

  1. モノの運搬や取り扱い(マテハン)
  2. 運搬工程分析
    • モノの移動を分析する
  3. 基本記号(製品工程分析とは異なる)
    • 基本記号:作業の種類を示す
    • 台記号:運搬の状態を示す
  4. 直線式運搬工程分析
    • 直線的に運搬の流れを示す
  5. 配置式運搬工程分析
    • レイアウトや運搬距離などの問題点が視覚的に分かりやすい

運搬活性分析

  1. どのくらい運搬が容易な状態か?
    • 運搬の工程ごとの活性示数をグラフ表示
  2. 活性示数
    • 運搬の容易性を示す(省かれている手間数なので、大きい方が効率的)
  3. 運搬活性分析図
    • 運搬活性が低い工程は、運搬活性を上げるように検討する
  4. 平均活性示数
    • = 工程の活性示数の合計 / 工程数
  5. 空運搬
    • モノの移動を伴わずに人や運搬機器のみが移動すること(小さい方が良い)
  6. 空運搬係数
    • = 空移動距離 / 品物の移動距離

動作研究

  1. サーブリッグ分析
    • 微動作を分析、作業者の動作を18に分類、サーブリッグ(動素)
    1. 第1類:作業の基本(掴む、運ぶなど)
    2. 第2類:作業を遅らせる動作(探す、選ぶ、考えるなど感覚器官や頭脳で行う動作)
    3. 第3類:必要ない動作(休む、遅れなど)
    • 第2類や第3類の動作を出来るだけ減らして、第1類の動作を改善する
  2. 両手動作分析
    • 作業者の両手の動作を分析、工程図記号で記載、左右のバランスを取り無駄な作業を排除する
  3. VTR分析
    • 作業をVTRで撮影してから分析、スロー再生やコマ送り機能を活用
  4. メモ・モーション分析
    • 通常よりも遅いスピードで撮影し、短時間で再生する
  5. マイクロ・モーション分析
    • 通常よりも早いスピードで撮影し、長時間かけて再生する
  6. 連合作業分析
    • 作業者と機械という組み合わせなど連合作業を分析する手法(マン・マシンチャート分析)
  7. 動作経済の法則
    • 疲労を少なくして、出来るだけ少ないエネルギーで楽に作業するための原則
    1. 身体:両手を同時に左右同時に使うこと
    2. 作業場:手の届く範囲で前方に配置すること
    3. 工具:使いやすい専用の工具を使うこと

稼働分析(作業測定の一つ)

  1. 稼働率
    • = 実稼働時間 / 総時間
  2. ワークサンプリング
    • 作業を瞬間的に観測して稼働状況を統計的に求める方法
    • メリット:少ない労力で観測可能、(観測者が意識しない為)偏りが少ないデータを取得可能
    • デメリット:深い分析には不向き、サンプル数が少ないと誤差が大きい
  3. 連続観測法
    • 観測対象を継続して観測する方法
    • メリット:詳細に分析可能、問題点を細かく分析可能、非繰返し作業の観測向き
    • デメリット:観測には多大な労力が必要、(観測者が意識する為)偏りの有るデータになる

時間研究(作業測定の一つ)

  1. 標準時間
    • ある作業単位を行うための標準的な時間
  2. 定義
    1. 習熟した作業者の時間
    2. 所定の作業条件が整っていること
    3. 必要な余裕があること
    4. 正常な無理のない作業ペースであること
  3. 主体作業時間(材料加工、部品組み立てなど)
    1. 正味時間:主体作業と準備段取作業を遂行するのに必要な時間
    2. 余裕時間:遅れの時間
  4. 準備段取作業時間(準備や後始末など)
    1. 正味時間:主体作業と準備段取作業を遂行するのに必要な時間
    2. 余裕時間:遅れの時間
  5. 余裕時間
    1. 管理余裕:必要な余裕時間(打合せ、機械の調整など)
    2. 人的余裕:人間的な要素で必要な時間(休憩、トイレなど)
  6. 余裕率
    • 標準時間に占める、余裕時間の割合
    1. 外掛け法
      • = 余裕時間 / 正味時間
      • 標準時間 = 正味時間 x ( 1 + 余裕率)
    2. 内掛け法
      • = 余裕時間 / 標準時間 = 余裕時間 / (余裕時間 + 正味時間)
      • 標準時間 = 正味時間 x ( 1 - 余裕率)
  7. レイティング
    • 実際に観測した作業時間を正味時間に修正すること
  8. レイティング係数
    • 基準とする作業ペースを100%とした場合の作業ペース(ペースが早いと係数も大)
    • 正味時間 = 観測時間 x レイティング係数
  9. 標準時間設定
    1. ストップウォッチ法
      • 時間を測定後、レイティングで補正
      • 余裕率:ワークサンプリング法を利用
    2. 実績資料法
      • 作業日報から標準時間を見積もる(容易だが精度は低い)
    3. 標準時間資料法
      • 予め用意した作業要素別の作業時間を合計することで標準時間を求める(事前に情報が必要)
    4. PTS法 (Predetermined Time Standard)
      • 微動作(サーブリッグ)に分解し標準時間を合計する(上記よりも細かい単位で分析)

流動数分析

  1. 在庫の入庫・出庫の時間的変化(流動数曲線)
  2. 在庫量や滞留時間の変化を分析可

目次

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用語集


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