Tag: 企業経営理論 企業戦略

情報

ドメイン

  1. 定義方法
    1. 物理的な定義
      • ドメインをモノとして定義する
    2. 機能的な定義
      • ドメインをコトとして定義する
  2. 定義軸(エーベル)
    1. 市場(顧客)軸
      • 共通の顧客によってドメインを定義する
    2. 機能軸
      • どのような機能を提供するかによってドメインを定義する
    3. 技術軸
      • 企業の中核となる技術や能力を基にドメインを定義する
  3. 近視眼的なドメイン
  4. 企業ドメイン・事業ドメイン

シナジー

  1. 経済的効果
    1. 販売シナジー
      • 販売組織や、流通経路、倉庫、広告などの共同利用による経済的効果
    2. 操業・生産シナジー
      • 生産設備や、原材料(仕入)、技術、製品開発などの共同利用による経済的効果
    3. マネジメント・シナジー
      • 経営能力、管理能力の共同利用による経済的効果
  2. 効果
    1. 相補効果(コンプリメント)
      • 複数の事業を組み合わせることで、各製品市場での需要変動や資源制約に対応し、需要変動の平準化や余剰資源の有効活用に結びつく効果(足し算的効果)
    2. 相乗効果(シナジー効果)
  3. 分類
    1. 動的シナジー
    2. 静的シナジー

成長戦略

  1. アンゾフの成長ベクトル
  2. プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント (PPM)

多角化

  1. 誘因
    1. 外的成長誘因
      • 機会、脅威(既存事業の成長率が停滞していること、需要が不確実なこと、他の業界の成長に魅力があること等)
    2. 内的成長誘因
  2. 関連型多角化
    • 本業や既存事業の技術が新規事業に適合するもの
    • シナジー効果を得られる
    • 事業自体のビジネス・リスクは低いが、複数の事業の関連性が強ければ強いほど、複数の事業が同時に不振に陥る可能性も高い為、企業全体のリスクは高い
  3. 非関連多角化
    • 新たに進出する事業が既存の事業に関連性がないもの
    • 相補効果やポートフォリオ効果(下記)が得られる
    • 事業で必要な技術や経験やノウハウが不足する為、事業自体のビジネス・リスクは高いが、企業全体のリスクは低い
  4. ポートフォリオ効果
    • 資源を分散することによって全体としてのリスクが低減する効果のこと。非関連多角化を行う目的を指す。
    • 注意点:シナジー効果とは異なる
  5. アンゾフの多角化戦略
    1. 水平型多角化
    2. 垂直型多角化
    3. 集中型多角化
    4. 集成型多角化
  6. ルメルトの多角化戦略
    1. 集約型多角化
    2. 拡散型多角化

企業買収

  1. 手法
    1. TOB
    2. MBO
    3. EBO
    4. LBO
  2. 買収防衛策
    1. ポイズンピル
    2. ゴールデンパラシュート
    3. クラウンジュエル
    4. パックマンディフェンス
    5. 非公開化
  3. プライベート・エクイティ投資会社
    • 非上場企業を買収し、収益性を高めて上場させ、上場後に売却してリターンを得る

経済性

  1. 規模の経済性
    • 一定期間内での生産量が大きいほど、製品の1単位当たりのコストが低下する効果
      • トリガ:水平的統合により売上が増加することで、サプライヤーに対する交渉力が強まり、単位当たりの仕入れコストが低下、設備の稼働率が上昇すること(←これ自体は「規模の経済性」ではない)
    • 一定の時点における規模の大きさに起因(時間に依存しない静的な効果)
      • 例:大規模な設備投資によって大量生産可能な体制が構築されることで、コスト低減効果を得られる。しかし、連続的に行うことはできず停滞期間が生じる。
      • 関連:時間に依存するのは経験効果であり、またシナジー効果は関係しない
    • 関連:最小効率規模が大きい → 自動車産業のように大規模で高額な設備が必要なため、損益分岐点売上高が高いこと
    • 関連:コスト・リーダーシップ戦略
  2. 範囲の経済性
  3. 速度の経済性(Economies of Speed)
    • 業務遂行のスピードなど、スピードを上げることで様々な経済的効果が生まれること

経験効果

その他

  1. ビジネスプロセスリエンジニアリング
    • BPR:Business Process Re-engineering
    • 業務プロセスに着目して従来のプロセスを根本的に変革すること
    • リストラクチャリングは企業全体のレベルであるのに対し、ビジネスプロセスリエンジニアリングは業務プロセスのレベルを指す
  2. アウトソーシング
    • 経営手法としてのアウトソーシングは、重要な業務であっても外部企業の専門性に期待して外部化することを含む
    • 業務の一部でも外部企業に任せればアウトソーシングだが、従来の「外注」「下請け」「人材派遣」等と区別する
  3. ネットワーク効果
    • ある商品やサービスの消費者にとって、自分以外の消費者の数が増えるほど、自分の満足度がより一層高まる効果のこと
  4. 事業規模の縮小
    • 販売量や従業員の削減など経営資源を削減すること
  5. 事業範囲の縮小
    • スピンオフや非中核事業から撤退すること
  6. I-Rフレームワーク(Integration-Responsiveness Framework)
    1. インターナショナル
      • 本社に中心的機能があるものの、海外子会社も権限を持つことでグローバル統合とローカル適応に対応する(中核部は中央集権で他は分散)
    2. グローバル
      • 本社がすべての意思決定を行い、海外子会社の役割は販売とサービスに限定される(中央集権型の自国中心主義)
    3. トランスナショナル
      • 世界を一つの市場と見なして国境を越えて経営を行い、経営資源の調整を海外子会社間で連携、協力する(分散、相互依存)
    4. マルチナショナル
      • 現地の海外子会社に権限を十分与え、経営方針の決定などを海外子会社が行う(徹底的な現地主義)

目次

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用語集


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