Encapsulated Security Payload IPsecによる暗号化通信で送受信される、ペイロード(通信内容)を暗号化して付加情報を付け足したもの。IPパケットの ヘッダ部に続くペイロード部を暗号化したもので、暗号化されたデータ本体に一定の形式で暗号化方式や鍵についての 情報、認証データなどが付与された構造になっている。
ポート番号の変換が生じないベーシックNAT環境(1対1変換)であれば、ESPプロトコルを使用した通信が可能であるが、 多対1変換を実現するNAPT環境ではポート番号変換が生じるため、ESPプロトコルを使用できない。