Tag: 2-9 現代のファイナンス 企業経営理論
DCF法†
- Discount Cach Flow
- 企業価値 = FCFの現在価値 (FCF: 投資評価)
- 資本コスト = WACC (資本市場と資本コスト)
- 資産が生み出すキャッシュフローの現在価値(貸借対照表の資産)
- 貸借対照表にて負債は変わらないので、株主価値が増えたと考える
- 毎年一定の場合
- 成長率が一定の場合(定率成長モデル)
- インカム・アプローチの一つ
収益還元法†
- FCFの代わりに会計上の利益を使って計算する
- 予想税引後利益 / 資本還元率
- 予想税引後利益は一定という前提
- 資本還元率とは割引率を示す
配当還元法†
- 株主価値 = 配当額 / 資本還元率
- 配当額は一定という前提
- 資本還元率とは割引率を示す
- 株主価値 = 配当額 / (資本還元率 - 成長率)
純資産法†
簿価純資産法†
- 株主価値 = 資産(簿価) - 負債(簿価)
- 財産から借金を引いたものを株主価値と見なす
- 会社を清算した時の価値
時価純資産法†
- 株主価値 = 資産(時価) - 負債(時価)
MM理論†
- 前提
- 結論
- 最適資本構成
- 節税効果(企業価値の増加分)
株価評価†
- 理論株価
- PER(株価収益率)
- = 株価 / EPS(1株あたり当期純利益)
- EPS = 当期純利益 / 発行済株式数
- EPS: Earning Per Share
- 単位は倍率
- 意味:収益面での評価を示す為、倍率が高いほど割高
- PBR(株価純資産倍率)
- = 株価 / BPS(1株あたり純資産額)
- = 株価 x 発行済株式数 / BPS x 発行済株式数 = 株式時価総額 / 純資産額
- BPS = 純資産額 / 発行済株式数
- BPS: Book-Value Per Share
- 資産面での評価を示す、基準は1倍(1倍未満なら割安)
- 単位は倍率
- 純資産額は、会社精算時に残る金額
- PCFR(株価キャッシュフロー倍率)
- = 株価 / 1株あたりのキャッシュフロー
- 1株あたりのキャッシュフロー = CF / 発行済株式数
- 意味:倍率が高いほど割高
- 配当利回り
- = 1株あたりの配当 / 株価
- 1株あたりの配当 = 配当総額 / 発行済株式数
- 意味:通常は高い方が良い(成長期の企業など例外あり)
- 配当性向
- = 配当総額 / 当期純利益
- 意味:利益中の配当の割合を示し、通常は高い方が良い(成長期の企業など例外あり)
デリバティブ†
- 為替予約
- 目的:為替レートの変動リスクを回避
- 方法:将来の為替レートを予め決めておく、キャンセル不可
- オプション取引
- 意味:決められた期間内に予め決められた価格で取引する権利、権利の行使を選択可能
- グラフ:買い手は損しない(上方向に延びる)
- プット・オプション
- コール・オプション
- ヨーロピアン
- アメリカン
- オプション料
- 保険の保険料に相当(プレミアム)
- = 本質的価値 + 時間的価値
- 本質的価値
- オプションを権利行使した場合に生じる価値(原資産価格と権利行使価格との差額)のこと(内在的価値)
- ゼロになることはあっても、マイナスになることはない
- 時間的価値
- 原資産の現時点から満期日までの間の価格変動により、オプションの本質的価値が上昇することへの期待値のこと
- ゼロになることはあっても、マイナスになることはない
- プレミアム(オプション価格)に、時間の経過や価格変動の大きさなどの時間的価値が影響してくる点がオプションの特徴
- 先物取引(フューチャー)
- 取引所で取引される(契約の履行を取引所が保証)
- 差額精算(差金決済)
- 当初取り決めた日以前に決済される
- 日々証拠金の根洗いが行われる
- 価格・数量・受渡し決済日が決まっているレディー・メイドの取引
- 先渡取引(フォワード)
- 取引条件を当事者間で任意に取り決める
- 売手と買手の1対1の相対取引