Tag: 店舗立地と店舗設計 企業経営理論

情報

店舗立地

  1. 立地条件
  2. 商圏
    • 集客できる範囲
    • 1次商圏、2次商圏、3次商圏(来店客数の多さで分類)
  3. 影響圏
    • 1次商圏から3次商圏の外でも影響を受ける地域のこと
  4. 商圏分析
    1. ライリーの法則
      • 2つの都市の吸引力(人口に比例、距離2乗に反比例)
      • 主に買回品に当てはまる
    2. ライリー&コンバースの法則
      • 商圏分岐点(2つの都市への吸引力がちょうど同じになる地点)
  5. ハフモデル
    • 消費者がある特定の商業集積を選択して、買い物をする確率を求める計算モデル
    • 商業集積の売り場面積の規模に比例し、到達する時間距離に反比例する

商業集積

  1. 商店街
    • 自然発生的
  2. 共同店舗
    • 運営が難しい問題
  3. ショッピングセンタ
    • アウトレットモール
    • パワーセンタ
      • カテゴリーキラーの集合(特定分野の大型店、商圏を独占)
  4. 小売店
    1. ホールセールクラブ(コストコ)
    2. ハイパーマーケット(ウォルマート)

店舗設計

  1. ストアコンセプト
  2. 機能
    1. 訴求機能:店舗の存在を知ってもらう
    2. 誘導機能:店内の奥まで顧客を誘導する
    3. 演出機能:商品の魅力を演出し、顧客の購買意欲を高める
    4. 選択機能:顧客に商品を選ばせる
    5. 購入促進機能:顧客に購買行動を取ってもらう
    6. 情報発信機能:顧客に店舗や商品情報を発信する

販売形態

  1. 対面販売
  2. 側面販売
    • 店員と客が同じ側に並ぶ
  3. セルフサービス

外装

  1. ファサード(正面外観)
  2. 店頭
  3. パラペット(店の看板)
  4. 看板

出入口

  1. 開放度
    • 店頭部の開け放たれた度合い(宝飾品店向け、防音・防犯を考慮)
  2. 透視度(開放感)
    • 店舗の外部から内部が見通せる割合のこと
    • 注:開放度とは異なる

売り場レイアウト

  1. 動線
    1. 客動線
      • ワンウェイコントロール
  2. 通路
    1. 主通路
    2. 副通路

ゾーニング

  1. マグネット
    • 顧客を引きつける売り場
    • 売れ筋、話題、季節商品、特売品
  2. ポイント
    1. 商品価格
    2. 計画購買性
    3. 購買頻度
  3. パワーカテゴリ
    • 購買率が高い商品群
  4. 計画購買
    • 入店前にそもそも何を買うのかを決めている購買行動のこと
  5. 非計画購買
    • 入店前の意図とは違うものを買うこと

什器

  1. ショーウインドウ
  2. ステージ
    • 床より一段高いスペースを作って商品を陳列する
  3. 陳列台
    • 様々な商品が並べられるように複数の棚がついている
  4. ショーケース
    1. リーチインケース
      • 商品を前面から補充する扉付きケース
      • 例:スーパーの冷凍・冷蔵庫
    2. ウォークインケース
      • 商品を後ろから補充するケース
      • 例:コンビニエンスストアの飲料用
  5. ゴールデンライン(ゴールデンライン)
  6. フェイスアウト
    • 商品を正面向きに陳列すること

照明・色彩

  1. 種類
    1. 全体照明
    2. 重点照明
    3. 光源照明
  2. 半直接照明
    • 主に対象を直接照らすが、一部の光がカバーを通して上に漏れる為、天井が少し明るくなり、ソフトな雰囲気を生み出す
  3. 半間接照明
    • 間接照明と同じように壁や天井などに反射させた光が中心だが、一部の光がカバーを通して下に漏れる為、ソフトな雰囲気を生み出す
  4. 対比現象
    • ある色が他の色の影響を受けて、本来とは異なる色に見える現象
  5. 同化現象
    • ある色が他の色に線状あるいは網状に囲まれているとき、囲まれた色が囲んだ色(周囲の色)に似て見える現象

単位

  1. 光束(ルーメン):光源から出る光の量を示す単位
  2. 照度(ルクス):光源に照らされる面の明るさを示す単位
  3. 色温度(ケルビン)
  4. 光度(カンデラ):光源からある方向に向かう光の強さを示す単位
  5. 平均演色評価数:ある物体を照らしたとき、物体の色の見え方に及ぼす光源の性質

まちづくり3法

  1. 都市計画法
    • 無秩序な開発を防ぐ、建築基準法と関連
    1. 都市計画区域の区域区分
      1. 市街化区域:都市計画区域にて、既に市街地になっている地域や今後計画的に市街化する地域
      2. 市街化調整区域:市街化を抑制する区域であり、原則として開発や建築等が禁止されている
    2. 線引き:市街化区域と市街化調整区域を区分すること
    3. 準都市計画区域
      • 保全に支障が生じる恐れがある一定の区域(都道府県にて指定)
      • 都市計画区域以外で、都道府県が指定した乱開発が懸念される地域を対象
    4. 用途区域
      • 住居系(8種類)、商業系(2種類)、工業系(3種類)の計13種類
    5. 2006年改正
      1. 大規模集客施設の立地規制強化
      2. 準都市計画区域の指定は都道府県へ
      3. 社会福祉、医療、学校、国や都道府県の開発も許可が必要
  2. 大規模小売店舗立地法(大店立地法)
    • 周辺生活環境の保持
    • 対象;1000平方メートル超(飲食店を除く小売業)
    • 義務:地域住民へ説明会を開催すること
  3. 中心市街地活性化法
    • 中心市街地における活性化
    • 処理の流れ
      1. 国が、中心市街地活性化の基本方針を作成する
      2. 各市町村が、基本方針を基に中心市街地を定めて基本計画を作成する
      3. 内閣総理大臣が基本計画を認定する
      4. 市町村や民間業者が、基本計画を基に市街地の整備や商業の活性化などの事業を推進する
      5. 国による、各種の支援措置が受けられる
    • 2006年改正
      1. 中心市街地活性化法協議会が必要
      2. 基本計画の作成と認可

建築基準法

  1. 建築物の最低基準を制定
  2. 建築確認制度
  3. 敷地面積
    • 敷地(建築物のある土地)の水平投影面積(真上から見た面積)のこと
  4. 建築面積
  5. 床面積
    • 各階の水平投影面積のこと
  6. 延べ面積
    • 建築物の各階の床面積の合計
  7. 建ぺい率
    • 建築面積 / 敷地面積
  8. 容積率
    • 延べ面積 / 敷地面積

その他

  1. 商圏
    • 来店する顧客の地理的な範囲
  2. 商業集積
    • 商店街、共同店舗、ショッピングセンタ
  3. 商店街の機能
    • 利便性、安全性、快適性、情報性、娯楽性、文化性、コミュニティ
  4. 店舗の機能
    • 訴求機能、誘導機能、演出機能、選択機能、購入促成機能、情報発信機能
  5. 床面積10000平米を超える大規模集客施設が可能な地域(原則)
    1. 商業地域
    2. 近隣商業地域
    3. 準工業地域
  6. 住居系
    • 第一種低層住居専用地域
      • 最も厳しい規制、店舗は住居兼用の場合のみ可能(床面積50m平米迄)
  7. 田園住居地域
    • 2018年に追加された。都市部で低層住居と農地が混在している地域。150m平米以内
  8. 商業系
    • 床面積10000m平米を超える店舗も出店可能
    • 住宅や小規模な工場も建設可
  9. 工業系
    • 工業専用地域には、店舗や住宅は建設不可
    • 準工業地域には床面積10000m平米を超える店舗が出店可
    • 工業地域には床面積10000m平米以内の店舗が出店可能
  10. 地域商店街活性化法
    1. 商店街活性化事業計画の認定は経済産業大臣が行う
    2. 住民の需要地域住民を対象にしたアンケート調査や地域住民等からの要望書等により把握した地域住民の商店街に対するニーズを十分に踏まえた事業であること
    3. 商店街の活性化の効果として、商店街への来訪者の増加、空き店舗数の減少等、商店街活性化の効果が具体的な指標により定量的に見込まれること
    4. 事業内容の新規性や、実施体制や実施方法に創意工夫が認められることなど、他の商店街が商店街活性化事業に取り組むに当たって参考となり得る事業であること

目次

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用語集


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