#author("2023-06-27T11:36:51+00:00","default:hotate","hotate") #author("2023-06-27T11:40:44+00:00","default:hotate","hotate") #contents &tag(経済学・経済政策); - A [[経済学・経済政策]] * 情報 [#lf91b468] ** ミクロ経済学 [#z786be87] + 需要曲線と供給曲線 + 市場均衡 + 均衡点 + 均衡価格 ** 効用と無差別曲線 [#i3dee1b1] + 効用 -- 消費者の好みの度合い、満足度 + 効用関数 -- 効用(縦軸、消費者の満足度)と、財の消費量(横軸)の関係を示す関数 + 無差別曲線 -- 定義:同じ効用を結んだ曲線(地図の標高線に類似) -- 意味:消費者にとって同じ効用を与える財の組み合わせの軌跡 -- 特徴:曲線同士は交わらない -- 参考:[[はじめよう経済学「第3講 予算線と無差別曲線」その1 効用最大化の概要 - YouTube>https://www.youtube.com/watch?v=sPLQf4kvmNM]] --- 無差別曲線とは、区別がつかない点の集合と見なす + 曲線の傾き -- 評価度合いの違い + 単調性 -- 曲線は右下がり -- 参考:[[はじめよう経済学「第3講 予算線と無差別曲線」その3 無差別曲線 - YouTube>https://www.youtube.com/watch?v=oL0JkozEmpg]] --- ([[02:45辺り>https://www.youtube.com/watch?v=oL0JkozEmpg&t=165]])右上がりになってしまったら、その点ではxもyも増えてしまうことを意味するので、同じ効用とは言えない。 + 原点に凸凹 -- 互いの効用の関係 ++ 原点に凸 --- 2つの財を同時に消費すると効用が高い(一般的なケース) --- 参考:[[はじめよう経済学「第3講 予算線と無差別曲線」その3 無差別曲線 - YouTube>https://www.youtube.com/watch?v=oL0JkozEmpg]] --- ([[02:05辺り>https://www.youtube.com/watch?v=oL0JkozEmpg&t=125]])無差別曲線の特徴、右上ほど効用が高い --- ([[06:10辺り>https://www.youtube.com/watch?v=oL0JkozEmpg&t=370]])原点に対して凸の性質は奥が深い話なので、第4講で説明する --- ([[10:45辺り>https://www.youtube.com/watch?v=oL0JkozEmpg&t=645]])U = xy より y = U / xをグラフに示せば原点に凸となる。(疑問:なぜxyの掛け算?) ++ 原点に凹 --- 2つの財を同時に消費すると効用が低い(例:ビールとアイスクリーム) + 限界代替率 -- 定義:無差別曲線の''接線の傾き''(微分) -- 意味:ある財の他の財に対する交換比率のこと(xを減らした時、同じ効用を維持するために必要なyの増加量) --- 最適消費点では「限界代替率=価格比」が成り立つ(主観的交換比率 = 客観的交換比率) -- 参考:[[はじめよう経済学「第4講 限界効用と限界代替率」その3 限界代替率 - YouTube>https://www.youtube.com/watch?v=FuB_KRfEhYU]] --- ([[00:40辺り>https://www.youtube.com/watch?v=FuB_KRfEhYU&t=40]]) 限界代替率MRS --- ([[01:45辺り>https://www.youtube.com/watch?v=FuB_KRfEhYU&t=105]]) 限界代替率MRSとはxを増やした時、元の効用に戻るために減らすyの値(元の無差別曲線上に戻ることを考える) --- ([[08:00辺り>https://www.youtube.com/watch?v=FuB_KRfEhYU&t=480]]) 限界代替率MRSとは無差別曲線の接線の傾きに等しい --- ([[10:00辺り>https://www.youtube.com/watch?v=FuB_KRfEhYU&t=600]]) 限界代替率逓減の法則、無差別曲線が原点に対して凸なことと関連 --- ([[11:10辺り>https://www.youtube.com/watch?v=FuB_KRfEhYU&t=670]]) 限界代替率MRSの意味(りんごとみかんの消費の例) --- ([[16:20辺り>https://www.youtube.com/watch?v=FuB_KRfEhYU&t=980]]) 限界代替率MRSと限界効用MUの関係 --- ([[21:50辺り>https://www.youtube.com/watch?v=FuB_KRfEhYU&t=1310]])限界代替率MRS = 限界効用の比 MUx / MUy + 限界代替率逓減の法則 -- 同じ無差別曲線上では、ある財の消費量が増加するにつれて、その財の他の財に対する限界代替率が低下すること(接線の傾きが小さくなる、原点に対して凸の曲線) -- 意味:沢山消費した場合、他の財を消費した方が効用が大きい + 主観的交換比率 -- 消費者が、ある財1単位を得るために、他の財を何単位費やすか?(限界代替率) + 客観的交換比率 -- 市場が、ある財1単位を得るために、他の財を何単位費やすか?(価格比) + 不飽和の仮定(単調性の仮定) -- 財の量が多いほど効用が高くなる(無差別曲線では、右上方の方が効用水準が高い) + 代替性の仮定 -- 一方の財の消費量の減少は、他方の財の消費量の増加によって代替できること(無差別曲線は''右下がり'') -- 同じ効用を維持できるということ + 推移性の仮定 -- AよりBが好まれて、BよりCが好まれる場合、AよりもCが好まれるという仮定(無差別曲線は交わらない) + 限界効用 -- 参考:[[はじめよう経済学「第4講 限界効用と限界代替率」その1 効用関数と限界効用 - YouTube>https://www.youtube.com/watch?v=W_ByH0tJ9r0]] --- ([[08:00辺り>https://www.youtube.com/watch?v=W_ByH0tJ9r0&t=480]])限界効用MUの説明 --- ([[10:15辺り>https://www.youtube.com/watch?v=W_ByH0tJ9r0&t=615]])限界効用は、効用曲線の接線の傾き --- ([[13:20辺り>https://www.youtube.com/watch?v=W_ByH0tJ9r0&t=800]])限界効用MUの算出方法(微分)、限界効用は効用関数の接線の傾き -- 参考:[[はじめよう経済学「第4講 限界効用と限界代替率」その2 偏微分 - YouTube>https://www.youtube.com/watch?v=XCO8T-VhL70]]:偏微分の説明 --- ([[02:00辺り>https://www.youtube.com/watch?v=XCO8T-VhL70&t=120]])偏微分∂(ラウンド) ** 効用最大化 [#m48bf644] + 予算制約線 -- 予算の制約の条件下で、予算の全てを用いて購入できる財の組合せを示す -- 無差別曲線と組み合わせて、予算の範囲内で効用を最大化する消費量を算出可能 -- 参考:[[はじめよう経済学「第3講 予算線と無差別曲線」その2 予算線 - YouTube>https://www.youtube.com/watch?v=VnXR66QVh_Y]] --- 予算が増えると、予算線は右上方向に平行移動する(傾きは予算に依存しない為、変わらない。また、消費可能領域は増える) + 最適消費 -- 予算内で効用を最大にする財の組合せ + 最適消費点 -- 定義:予算内で効用を最大にする財の組合せを表すグラフ上の点 -- 位置:無差別曲線と予算制約線の接点 -- 参考:[[はじめよう経済学「第5講 効用最大化」その1 効用最大化 - YouTube>https://www.youtube.com/watch?v=e6Y8aFZx5FI]] --- ([[06:00辺り>https://www.youtube.com/watch?v=e6Y8aFZx5FI&t=360]]) 最適消費点では、[[限界代替率>#i3dee1b1]] -MRS = - MUx / MUy = - Px / Py --- ([[07:00辺り>https://www.youtube.com/watch?v=e6Y8aFZx5FI&t=420]]) 効用最大化条件 MUx / MUy = Px / Py --- ([[09:20辺り>https://www.youtube.com/watch?v=e6Y8aFZx5FI&t=560]]) 効用最大化条件 MUx / MUy = Px / Py と予算線 PxX + PyY = Iの連立方程式 + 消費可能領域 -- 予算の範囲内で購入することが出来る財の組合せを示す領域のこと ** 需要曲線(需要関数) [#n191d558] + 定義 -- 他の財の価格と所得水準(予算)を一定とした場合に、ある財の価格と最適な消費量の関係を表す曲線 -- 縦軸:価格P、横軸:数量x、形状:右下がり + 価格弾力性 -- 価格を変化させた時の需要の変化の割合 -- = - 需要量の変化率(%) / 価格の変化率(%) --- 需要量が増えるほど、価格弾力性は小さくなる --- 需要量が減るほど、価格弾力性は大きくなる --- 需要曲線が右下がりの直線の場合、需要曲線上の点の位置によって[[需要の価格弾力性>#n191d558]]の値は異なる ++ 高い --- 曲線の傾きが緩やか → 価格を低下させると、それ以上に需要が増加 ++ 低い --- 曲線の傾きが急 → 価格を低下させても、需要はあまり増加しない -- 例:需要の変化率5%、価格の変化率が10%の場合、[[需要の価格弾力性>#n191d558]]は 5% / 10% = 0.5 < 1 --- 売上高= 需要量 x 価格 = (1 + 0.05) x (1 - 0.1) = 1.05 × 0.9 = 0.945 < 1なので売上高は減少する + ''需要法則'' -- 財の価格↑ → 財の需要量↓ -- 財の価格↓ → 財の需要量↑ -- [[上級財>#b2ff79b4]]:満たす -- [[下級財>#b2ff79b4]]([[ギッフェン財>#b2ff79b4]]を除く):満たす -- [[ギッフェン財>#b2ff79b4]]:満たさない + 関連 -- 参考:[[需要曲線(じゅようきょくせん):情報マネジメント用語辞典 - ITmedia エンタープライズ>https://www.itmedia.co.jp/im/articles/1001/21/news126.html]] ある商品に関して消費者個人あるいは市場に提示された価格に対応する需要量を表したグラフのこと。ミクロ経済学における基礎ツールである。 -- 参考:[[はじめよう経済学「第2講 価格弾力性」その1 微分の計算方法 - YouTube>https://www.youtube.com/watch?v=ZXesCnqkMJs]] --- 微分の説明(計算方法) -- 参考:[[はじめよう経済学「第2講 価格弾力性」その2 微分の意味 - YouTube>https://www.youtube.com/watch?v=BZ--27sP8ZM]] --- 微分の説明(意味) -- 参考:[[はじめよう経済学「第2講 価格弾力性」その3 需要の価格弾力性1 - YouTube>https://www.youtube.com/watch?v=shxX2EeCl2I]] --- ([[01:20辺り>https://www.youtube.com/watch?v=shxX2EeCl2I&t=80]])「[[需要の価格弾力性>#n191d558]]」とは「需要(購入量)への価格の影響度」と読み替える --- ([[03:40辺り>https://www.youtube.com/watch?v=shxX2EeCl2I&t=220]])値上げの影響が小さい商品は「[[必需品>#b2ff79b4]]」、価格が高くても買わざるを得ない --- ([[04:25辺り>https://www.youtube.com/watch?v=shxX2EeCl2I&t=265]])値上げの影響が大きい商品は「[[奢侈品>#b2ff79b4]]」 --- ([[06:20辺り>https://www.youtube.com/watch?v=shxX2EeCl2I&t=380]])定義 εD = - (Δx / x) / (ΔP / P) = -(数量の変化率 / 価格の変化率)≒ - (dx / dP ) * (P / x) --- ([[09:40辺り>https://www.youtube.com/watch?v=shxX2EeCl2I&t=580]])εD = - (Δx / x) / (ΔP / P)の意味、事例説明 --- ([[15:10辺り>https://www.youtube.com/watch?v=shxX2EeCl2I&t=910]])εD = - (Δx / x) / (ΔP / P)におけるマイナスの意味 --- ([[16:20辺り>https://www.youtube.com/watch?v=shxX2EeCl2I&t=980]])価格が1%上昇した時に需要量が何%減少するか?という意味 --- ([[16:50辺り>https://www.youtube.com/watch?v=shxX2EeCl2I&t=1010]])需要曲線上での直感的な解釈 -- 参考:[[はじめよう経済学「第2講 価格弾力性」その4 需要の価格弾力性2 - YouTube>https://www.youtube.com/watch?v=ol1qviLTuFI]] --- 例題2つ(上記の2式を使う) -- 参考:[[はじめよう経済学「第5講 効用最大化」その3 需要曲線の導出 - YouTube>https://www.youtube.com/watch?v=FabZX0IeUMo]] --- ([[04:30辺り>https://www.youtube.com/watch?v=FabZX0IeUMo&t=270]])価格Pが変化した時の需要xの変化 --- ([[04:50辺り>https://www.youtube.com/watch?v=FabZX0IeUMo&t=290]])需要曲線の導出 --- ([[06:05辺り>https://www.youtube.com/watch?v=FabZX0IeUMo&t=365]])まとめ + 消費者の限界価値 -- 定義:需要曲線と横軸(数量)までの長さ -- 意味:需要曲線は右下がりなので、価格が下落すると消費者の限界価値は低下する -- 関連:[[余剰分析>市場均衡#oc30fd08]] + 消費者の支払意思額 -- 定義:価格(縦軸)、数量(横軸)、需要曲線、ある価格Pに対する数量で囲まれた台形領域 -- 意味:消費者がその財に対して最大限支払ってもよいと考えている金額 -- 関連:[[余剰分析>市場均衡#oc30fd08]] + 関連 -- [[供給曲線>企業行動と供給曲線#m5e3e1df]] ** 所得弾力性 [#b2ff79b4] + 定義 -- = 需要の変化率(%)/ 所得の変化率(%) + 所得消費曲線 -- 所得を変化させた時の最適消費点の変化を示す曲線(2財の価格が一定である時、所得の変化による最適消費点の軌跡) ++ 2つの財が共に上級財の時 --- 右上がり曲線 ++ 1つの財が上級財で他方の財が[[下級財>#b2ff79b4]]の時 --- 右下がり曲線(下級財は、所得が増加したとき需要量が減少する為) + 上級財(正常財) -- 所得が増えた時に消費量も増える財(多くの財に見られる、例:余暇時間(所得増加により、消費量が増える為)) -- [[所得消費曲線>#b2ff79b4]]は右上がり -- [[需要曲線>#n191d558]]は右下がり([[需要法則>#n191d558]]を満たす) -- [[代替効果>#qae261f6]]と所得効果は共にプラス(消費は必ず増える) ++ 奢侈品(しゃしひん) --- 所得が増えた時に消費量が急激に増える(例:旅行) --- 所得の増加よりも、消費の増加の方が大きい財 --- 需要の所得弾力性 >= 1 ++ 必需品 --- 所得が増えた時に消費量が緩やかに増える(例:電力) --- 0 < 需要の所得弾力性 < 1 -- 参考:[[はじめよう経済学「第5講 効用最大化」その2 上級財・中級財・下級財 - YouTube>https://www.youtube.com/watch?v=dtXaN5TfLXo]] + 中級財(中立財) -- 所得が増えても消費量が変わらない財 -- 参考:[[はじめよう経済学「第5講 効用最大化」その2 上級財・中級財・下級財 - YouTube>https://www.youtube.com/watch?v=dtXaN5TfLXo]] --- ([[04:20>https://www.youtube.com/watch?v=dtXaN5TfLXo&t=260]]辺り) 例はトイレットペーパー、トイレに行く回数が増えるわけではない為 + 下級財 -- 所得が増えた時に消費量が減る財(例:安物衣料(高い衣料を買う為)、労働時間(所得増加により、需要が減少する為)) -- [[所得消費曲線>#b2ff79b4]]は右下がり -- [[需要曲線>#n191d558]]は右下がり([[需要法則>#n191d558]]を満たす) -- 需要の所得弾力性 < 0 -- [[代替効果>#qae261f6]]はプラスだが、[[所得効果>#qae261f6]]はマイナスの為、消費が増えるか否かは[[代替効果>#qae261f6]]と[[所得効果>#qae261f6]]の大きさに依存する -- 参考:[[はじめよう経済学「第5講 効用最大化」その2 上級財・中級財・下級財 - YouTube>https://www.youtube.com/watch?v=dtXaN5TfLXo]] --- ([[07:15>https://www.youtube.com/watch?v=dtXaN5TfLXo&t=435]]辺り) 例はインスタントラーメン、所得が増えれば外食することでインスタントラーメンの消費が減る為 + ギッフェン財(超下級財) -- 定義:「[[所得効果>#qae261f6]] > [[代替効果>#qae261f6]]」を満たす下級財 -- 特徴:価格が下がった時に消費量も下がるため、[[需要法則>#n191d558]]を満たさない -- [[需要曲線>#n191d558]]は''右上がり''になる(事例は少ない) -- 参考:[[はじめよう経済学「第5講 効用最大化」その3 需要曲線の導出 - YouTube>https://www.youtube.com/watch?v=FabZX0IeUMo]] --- ([[06:15辺り>https://www.youtube.com/watch?v=FabZX0IeUMo&t=375]])ギッフェン財の説明 -- 参考:[[経済学用語集「ギッフェン財」はじめよう経済学 - YouTube>https://www.youtube.com/watch?v=1xT5Y9PBn9I]] --- ([[06:11>https://www.youtube.com/watch?v=1xT5Y9PBn9I&t=371]]辺り)予算線や無差別曲線を使った説明 --- ([[11:06>https://www.youtube.com/watch?v=1xT5Y9PBn9I&t=666]]辺り)[[所得効果>#qae261f6]]と[[代替効果>#qae261f6]]による説明 --- ([[19:26>https://www.youtube.com/watch?v=1xT5Y9PBn9I&t=1166]]辺り)ブランド物はギッフェン財では無い(そもそもギッフェン財は下級財でなければならない為) ** 需要の変化 [#qae261f6] + 代替効果 -- 効用が一定の場合、価格低下により消費する財が変わること(他の商品との比較あり) --- 意味:同じ効用を維持 → 同一の無差別曲線上ということ -- 2つの財の相対的な価格が変化することで、需要量が変化する効果(常にプラス) -- 例:パンの価格低下 → 米からパンへ変更 --- 相対的に安くなった財の消費を増加させる --- 相対的に高くなった財の消費を減少させる -- 例:賃金率が上昇した為、余暇を減らして労働時間を増やす(予算制約線の傾きを変える) -- 参考:[[経済学用語集「代替効果と所得効果(概要編)」はじめよう経済学 - YouTube>https://www.youtube.com/watch?v=SY4Z22h5rJQ]] --- ([[02:40辺り>https://www.youtube.com/watch?v=SY4Z22h5rJQ&t=160]]) 代替効果(他との比較あり、安くなったから買う) --- ([[03:40辺り>https://www.youtube.com/watch?v=SY4Z22h5rJQ&t=220]]) 所得効果(他との比較なし、安くなってお金が余るので買う) --- ([[08:30辺り>https://www.youtube.com/watch?v=SY4Z22h5rJQ&t=510]]) 全部効果(価格低下による購入量増加) --- ([[10:50辺り>https://www.youtube.com/watch?v=SY4Z22h5rJQ&t=650]]) スルツキー分解の定義 --- ([[12:50辺り>https://www.youtube.com/watch?v=SY4Z22h5rJQ&t=770]]) スルツキー分解の解説(代替効果、所得効果の意味については詳細編を参照) -- 参考:[[経済学用語集「代替効果と所得効果(詳細編)」はじめよう経済学 - YouTube>https://www.youtube.com/watch?v=M6HsEzkfPFQ]] --- ([[08:20辺り>https://www.youtube.com/watch?v=M6HsEzkfPFQ&t=500]])所得効果の名前の由来 --- ([[11:30辺り>https://www.youtube.com/watch?v=M6HsEzkfPFQ&t=690]])(講師コメント:理解しにくいです)価格比の変化 Px / Py → P'x / Py --- ([[11:30辺り>https://www.youtube.com/watch?v=M6HsEzkfPFQ&t=690]])(講師コメント:一方、代替効果は理解しにくいです)価格比の変化 Px / Py → P'x / Py --- ([[17:20辺り>https://www.youtube.com/watch?v=M6HsEzkfPFQ&t=1040]])ポイント1:割高になったみかん(縦軸)の消費↓、割安になったりんご(横軸)の消費↑ --- ([[21:30辺り>https://www.youtube.com/watch?v=M6HsEzkfPFQ&t=1290]])ポイント2:財の種類(上級財、下級財)によらず価格Px↓ → 消費x↑、消費y↓(価格が下がった財の消費は増える) --- ([[24:15辺り>https://www.youtube.com/watch?v=M6HsEzkfPFQ&t=1455]])スルツキー分解の意義は、価格変化による効用の変化を金額化できること -- 参考:[[経済学用語集「代替効果と所得効果(演習編)」はじめよう経済学 - YouTube>https://www.youtube.com/watch?v=7bz_lz75Law]] --- 「価格Px↓ → 実質所得I↑」の関係より代替効果、所得効果の影響を示してグラフ化 --- ([[03:20辺り>https://www.youtube.com/watch?v=7bz_lz75Law&t=200]]) 例題1:上級財X、下級財YにてPx↓の場合、代替効果x↑、代替効果y↓、また実質所得I↑なので所得効果x↑、所得効果y↓、結果的に全部効果x↑、全部効果y↓ --- ([[07:15辺り>https://www.youtube.com/watch?v=7bz_lz75Law&t=435]]) 例題1のグラフ化 --- ([[18:30辺り>https://www.youtube.com/watch?v=7bz_lz75Law&t=1110]]) 例題3:y財は代替効果↓、所得効果↑なので、各ケースに応じて場合分けしてグラフを描く --- ([[43:45辺り>https://www.youtube.com/watch?v=7bz_lz75Law&t=2625]])2財モデルで「下級財x下級財」「中級財x中級財」は考えられない。 所得を使いきれない為。 + 所得効果 -- 実質的な所得が変化することで、需要量が変化すること(他の商品との比較なし、予算制約線を平行移動する) ++ 価格低下により消費する財の量が増えること --- 価格↓ → 実質所得↑ → 消費量↑ ++ 所得増加により更に[[上級財>#b2ff79b4]]の需要が高まること --- 例:所得が増加した為、労働時間を減らして余暇を増やす -- 参考:[[経済学用語集「代替効果と所得効果(詳細編)」はじめよう経済学 - YouTube>https://www.youtube.com/watch?v=M6HsEzkfPFQ]] --- ([[08:20辺り>https://www.youtube.com/watch?v=M6HsEzkfPFQ&t=500]])所得効果の説明(スルツキー分解後)、値段↓ → 実質所得↑、予算線の平行移動とは所得の増加を意味する + 全部効果(価格効果) -- = 代替効果 + 所得効果 --- 価格の変化がそれぞれの財の消費量に与える影響 -- スルツキー分解 --- 参考:[[経済学用語集「代替効果と所得効果(概要編)」はじめよう経済学 - YouTube>https://www.youtube.com/watch?v=SY4Z22h5rJQ]] --- ([[12:41>https://www.youtube.com/watch?v=SY4Z22h5rJQ&t=761]]辺り)変化後の予算曲線に並行で、変化前の無差別曲線に接する曲線を考える + 代替財 -- 財xの価格上昇時に、財yの消費が増加する(互いが代わりになる関係) -- [[代替効果>#qae261f6]]のみで代替関係が成立する場合 -- 例:パンと米 + 粗代替財 -- [[代替効果>#qae261f6]]と所得効果を合わせた全部効果で代替関係が成立すること -- 参考:[[粗補完財と補完財、粗代替財と代替財の違いを教えてください。よろしくお願... - お金にまつわるお悩みなら【教えて! お金の先生 証券編】 - Yahoo!ファイナンス>https://finance.yahoo.co.jp/brokers-hikaku/experts/questions/q12131430042]] 代替効果だけを考慮したときの財Bのことを、代替材と呼びます。 代替効果と所得効果の両方を考慮したときの財Bのことを粗代替材と呼びます。 + 完全代替財 -- ある財を他の財で完全に代替できること(例:100円効果と10円硬貨10枚) -- 無差別曲線は右下がり''直線''(限界代替率は一定の為) + 補完財 -- 財xの価格上昇時に、財yの消費が減少する(一緒に消費される関係) -- 例:パンとジャム + 完全補完財 -- ある財と他の財を一定の比率で同時に消費する(例:ボルトとナット) -- 無差別曲線は''L字型''(レオンチェフ型の効用関数) -- 参考:[[代替財・補完財・独立財 | 瞬時に分かる経済学>https://wakarueconomics.com/%E7%B5%8C%E6%B8%88/post-15]] つまるところ、完全補完財の場合、代替効果がゼロであり、所得効果しか発生しないことが分かります。 + 粗補完財 -- 補完財の中で、完全補完財以外の財 -- 参考:[[【中小企業診断士】粗補完財と補完財&粗代替財と代替財の違いを分かりやすく解説【経済】|トーマツの二刀流サラリーマンブログ~中小企業診断士・会社員ネタなど~>https://tomatsu-keiei.com/registered-management-consultant-substitute/]] - 粗代替財と粗補完財のように「粗」がついているものは「ざっくり価格全体の変化(価格効果)」を見る。 - 代替財と補完財のように「粗」がついていないものは「代替効果のみ」を見る。 + 実質所得 -- 財の個数で計った所得のこと -- = 所得I / 価格P --- 価格P↓ → 実質所得↑ ** 期待効用 [#va993359] + 定義 -- 効用の期待値(個々の確率と効用の積を合算) + リスクプレミアム -- リスクに対して支払われる対価 -- 期待効用をもたらす所得の代わりに「確実な所得が保証されるなら支払う」と見なす金額の上限値 + リスク選好度(期待効用仮説) ++ 危険愛好的(リスク愛好的) --- 不確実な賭けを好む --- [[限界効用>#i3dee1b1]]が逓増する為、効用関数は下に凸(リスクプレミアムはマイナス) ++ 危険中立的(リスク中立的) --- どちらでもない --- 効用関数は直線グラフ(リスクプレミアムはゼロ) --- 財が増えると効用水準は増加するが、1単位あたりの効用は変わらないため[[限界効用>#i3dee1b1]]は一定 ++ 危険回避的(リスク回避的) --- 不確実な賭けを好まない --- [[限界効用>#i3dee1b1]]は逓減する為、効用関数は上に凸(リスクを回避するためにコストを支払ってもいいと考える為、リスクプレミアムはプラス) ** その他 [#t0d8fad2] + 労働供給曲線の後屈(バックワードベンディング) -- 賃金率と労働供給の関係を示す(グラフの横軸:労働時間、縦軸:賃金単価) -- 賃金が低い時:[[代替効果>#qae261f6]]が大きく、賃金の上昇は労働供給を増加させる為、労働供給曲線は右上がり --- 賃上げは、労働時間を増やして人手不足の解消に繋がる --- 余暇時間は、所得を増やした時に消費量が増えるので[[上級財>#b2ff79b4]] -- 賃金が高い時:[[所得効果>#qae261f6]]が大きくなり、労働供給を減らす為、労働供給曲線は右下がり --- 賃上げは、労働時間の短縮に繋がる --- 労働時間を更に増加させるより余暇時間を増加させる効用が高い + エンゲル曲線 -- 消費者の所得が変化した時の[[最適消費点>#m48bf644]]の変化の軌跡を表したもの([[所得消費曲線>#b2ff79b4]]と同様) -- ただし、横軸に所得、縦軸に消費量を取る([[所得消費曲線>#b2ff79b4]]は縦軸と横軸は共に財の消費量を示す) ++ 生活必需品(食品):山型曲線 --- 所得が低い時:所得の増加と共に財の消費量が増加する為「[[上級財>#b2ff79b4]]」の特徴を示す --- 所得が高い時:消費量が減る為「[[下級財>#b2ff79b4]]」の特徴を示す ++ [[奢侈品>#b2ff79b4]]:右上がり --- 急激に需要が増加する特徴を示す --- 参考:[[所得消費曲線とエンゲル曲線 | 瞬時に分かる経済学>https://wakarueconomics.com/%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%AD%A6/post-271#i-4]] ++ [[下級財>#b2ff79b4]]:右下がり --- 所得の増加により需要量は減少する為 + 相対価格 -- 2つの財の価格の比 + 限界価格設定 -- [[限界費用>企業行動と供給曲線#x57ecb10]]に基づいて価格設定を行うこと + フルコスト・プライシング -- 価格の設定において、全ての費用を回収できるような水準に設定すること + ラムゼイ価格 -- 企業の利潤がゼロとなる(収入と費用が等しい)条件のもとで、総余剰を最大化する価格設定を行うこと + 略奪的価格設定 -- 一定期間ライバルよりも極端に低い価格を付け、ライバルを市場から排除した後に独占的な地位を得る価格設定のこと * 目次 [#t7ef6067] - A [[経済学・経済政策]] - A-1 ''[[消費者行動と需要曲線]]'' - A-2 [[企業行動と供給曲線]] - A-3 [[市場均衡]] - A-4 [[不完全競争と市場の失敗]] - A-5 [[経済指標と財市場の分析]] - A-6 [[貨幣市場とIS-LM分析]] - A-7 [[労働市場と主要理論]] * 関連 [#p854da96] #related * [[用語集]] [#a4ccd17e] #taglist(tag=消費者行動と需要曲線)