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#contents
&tag(現代戦略,企業経営理論);

- C [[企業経営理論]]

* 情報 [#lf91b468]
** イノベーション [#b9997fdb]
+ オープン・イノベーション
-- 企業内部と外部のアイデアを有機的に結合させ、価値を創造する
-- 企業内部での商品開発に対する競争圧力が強くなり、組織の活性化に繋がる
-- 優秀な外部人材と共同で新規事業を開発出来る為、内部の開発コストの低減が期待できる
+ [[プロセス・イノベーション]]
+ バウンダリー・スパニング
-- 組織の壁を超えること
-- 参考:[[Boundary Spanning(バウンダリー・スパニング) - オフィスの用語集>https://www.workplace.okamura.co.jp/keywords/alphabet/037228.html]]
 外部環境との橋渡しをする機能。製品イノベーションや新製品開発において、組織内の各部門が外部環境の関連領域と連携を持つこと。
+ 吸収能力
-- 既存知識によって新しい情報の価値に気づき、それを活用する能力のこと
-- 自ら技術能力を行わないと、外部の技術を評価する能力が低下する為、内部における知識の蓄積を怠らないことが重要

** ベンチャー企業 [#k6d5eb25]
+ 成長ステージ
++ シード期
++ スタートアップ期
++ 成長期
++ 安定成長期
+ キャッシュフロー
--  参考:[[スタートアップ企業ビジネスモデルの特徴とキャッシュフローと資金調達3つ | WORK SUCCESS>https://lostash.jp/sales/management-sales/1078134#toc5]]
 ベンチャー企業のキャッシュフローは、事業を始めて2〜3年は赤字であることが多く、その後黒字転換して累積損失を回収しにいくという「Jカーブ曲線」を描くモデルとなっているケースが多い
+ [[ダーウィンの海]]
+ 投資事業有限責任組合
-- 組合の業務を執行する組合員:無限責任
-- 投資をするだけの組合員:有限責任(出資額以上の責任を負うことは無い)
+ 成功モデル(ティモンズ)
-- 事業機会、経営資源、経営者チームの 3つの要素が均衡することはまれであり、ベンチャー企業の経営は不安定であることを前提としているので、起業家の役割は不安定な状態にある 3つの要素のバランスを取ることである
-- 資金供給元であるベンチャーキャピタルが、3つの要素の中で最も重視するのは経営者チームである

** 社内ベンチャー [#fa640fcb]
+ 本業からの影響を排除し、トップダウン型の思考から離れた発想を生み出す
+ 中間管理職(革新的ミドル)やトップマネジメントに[[組織学習>組織人材#c86a7fbf]]の機会を提供する
+ 新規事業の運営に自律感を持たせ、事業推進に必要なエネルギーを生み出す組織としての役割を果たす

** 戦略的提携 [#e12a3769]
- 2つ以上の企業が連携して事業を推進すること
+ 合弁会社の設立(緩い結びつきで、互いに独立した関係を保つ)
+ 共同での研究開発
+ クロスライセンシング
+ 産業クラスター
-- 参考:[[産業クラスター政策について(METI/経済産業省)>https://www.meti.go.jp/policy/local_economy/tiikiinnovation/industrial_cluster.html]]
 新事業が次々と生み出されるような事業環境を整備することにより、競争優位を持つ産業が核となって広域的な産業集積が進む状態

** アライアンス [#xc3fc3f6]
- コメント
-- 現実は別として、理想論として捉える
+ コンソーシアム
-- 一般に緩やかな提携関係のため、コンソーシアム解散後はそれぞれの企業の戦略を実行する
-- テーマが基礎研究である場合は、それぞれの企業が独自に製品化を行う(差別化可能)
+ 下請関係
-- 強固な信頼関係に支えられており、親企業から下請企業に対する技術支援や生産方法の改善指導なども行なわれる
+ ジョイント・ベンチャー
-- 複数の企業が共同で合弁会社を設立し、共同で新規事業を推進する
-- 各企業の経営資源やノウハウなどを持ち寄り、1社では実現できない事業を推進できる
-- お互いに不足している技術を持ち寄ることができるのが利点
+ ライセンシング
-- 権利者(ライセンサー)は、ライセンスした企業(ライセンシー)には権利自体を譲渡せずに使用権を付与するのが一般的
-- 権利を使用できる範囲や制約を設ける場合が多いため、自社が自由に利用する権利が制約されるリスクがある
+ [[TLO]]

** 企業統治(コーポレート・ガバナンス) [#h2e0611d]
+ 執行役員
-- 取締役や取締役会が決定した重要事項や方針・戦略を、実行(執行)する役割や責任を担う者
+ 委員会設置会社
-- 企業統治を強化し、経営の透明性を高めるために、経営の監督機能と業務執行機能を分離した会社のこと
-- 指名委員会、監査委員会、報酬委員会を設置する

** 危機管理 [#q5eaca82]
+ 定義
-- 危機が発生した場合または発生しつつある段階において、その被害を最小限にとどめるために実施する活動のこと(想定される危機を未然に防ぐ活動ではない)
-- 災害や戦争等のように発生の可能性が予見困難であり、想定される危機を未然に防ぐことは困難
-- 全社的な取組みにより企業の安全文化を育むことが必要である(従業員と経営者間のオープン・コミュニケーション等)
+ 事業インパクト分析
-- 業務を停止させることでどのような影響が生じるかを把握すること(趣旨が異なる為、[[コンティンジェンシー・プラン>経営と戦略の全体像#lf91b468]]では使われない)
+ 事業継続計画(BCP)
-- 事業インパクト分析に基づいて、業務の中断が許されるべき許容期間を把握し、業務の復旧優先順位をつけること
+ 事業継続管理(BCM : Business Continuity Management)
-- 事業継続計画(BCP)をもとに日常的に訓練し、被害を最小化するような管理
+ リスク
-- 日常的で発生が予見でき、おおよその損害額を見積もれるもの
+ 危機
-- 災害や戦争等のリスクのように発生の可能性が予見困難で、被害額の見積もりも困難なもの
+ リスク・マネジメント
-- 想定できる危機的事象に対して、事前に発生抑制や防止策を検討すること
+ クライシス・マネジメント
-- 不測の事態に対する危機管理で、事前に発生抑制や防止策を検討することは困難
+ 参考
-- [[事業インパクト分析|リスク管理Navi [用語集]>https://www.newton-consulting.co.jp/bcmnavi/glossary/bia.html]]
 1. 事業を支える業務の洗い出し(業務、その概要、主管部署など)
 2. 業務が中断することによる影響の特定(定量的または定性的に特定)
 3. 業務復旧優先度の決定
 4. 目標復旧時間(RTO)・目標復旧レベル(RLO)の設定
 5. 各業務に必要なリソースの特定(人であれば「どのような力量を持った要員を何名」など)
-- [[リスクマネジメントとクライシスマネジメント | ロジスティクス用語集 | 日本通運>https://www.nittsu.co.jp/support/words/ra/risk-management&crisis-management.html]]
 - リスクマネジメントとは、危機が発生する前に、それを回避するあるいは被害を最小限に抑えるため、さまざまな対策を講じること。
 - クライシスマネジメントとは、危機は必ず発生するものという前提にもとづき、(人や機械・設備などが)機能不全に陥ることを覚悟の上で、初期対応や二次被害の回避を行うことこと、とされています。

** ドミナントデザイン [#d1ef24fe]
- ある製品における大多数のユーザーの要求性能を満たした設計基準
- 使用状況、仕様、評価基準が顧客の間で共有されるようになると、産業の規制と政府の介入、業界企業の戦略行動の影響を受けながらドミナントデザインが定まってくる
- 参考:[[ドミナントデザインとは?優れた製品とイノベーションの関係を解説 | Frontier Eyes Online by フロンティア・マネジメント>https://frontier-eyes.online/dominant-design/]]
 ドミナントデザイン(Dominant Design)とは、市場において標準化・固定化された製品(サービス)の仕様です。

** A-Uモデル [#r7d4ea4b]
- W.アバナシーとJ.アッターバックが提唱
+  産業の初期には製品に関するラディカルなイノベーションが多く生じる(プロダクトイノベーション)
+ ドミナントデザインの登場により、工程に関するイノベーション(プロセスイノベーション)や、製品や工程に関するインクリメンタルなイノベーションへシフトしていく
- 参考:[[【中小企業必見】製造業ためのイノベーション入門>https://shikumika.com/%E4%B8%AD%E5%B0%8F%E8%A3%BD%E9%80%A0%E6%A5%AD%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3/]]
 「イノベーション・ダイナミクス」のモデルによれば、製品の時間的経過を次のように分類する
 - 流動期
 - 移行期
 - 固定期

** ブルー・オーシャン戦略 [#zaf45c95]
- [[ブルー・オーシャン戦略 | 用語解説 | 野村総合研究所(NRI)>https://www.nri.com/jp/knowledge/glossary/blue_ocean.html]]
 ブルー・オーシャン戦略の大きな特徴は、低コストと差別化を同時に実現する点です。
 バリュー・イノベーションでは、新タイプの価値を創出することにより顧客に高度な価値を提供します。同時に、提供する価値にメリハリをつけることで、無駄なコストを省き、低コストも実現します。 

** イノベーションのジレンマ [#heafb8b0]
- 業界のリーダ企業が、主要顧客からの要望に対応する為に持続的なイノベーションに対応を続けることで、破壊的なイノベーションに対応出来なくなる状態のこと
- 特徴
++ 初期段階では、破壊的技術を採用した製品の性能(製品市場、利益率)は、持続的技術を利用した製品の性能(製品市場、利益率)より低い

** その他 [#qa216220]
+ [[フレーミング効果|経済行動の心理学>https://www.kcsf.co.jp/marketing/framing.html]]
 同じ情報でも、それを提示する方法によって人々の判断や意思決定が変化する現象のことを指します。言い換えると、情報の「枠組み」(フレーム)によって、人々の情報の受け止め方や、それに対する反応が異なるということです。

* 目次 [#vfcb2b57]
- C [[企業経営理論]]
- C-1 [[経営と戦略の全体像]]
- C-2 [[企業戦略]]
- C-3 [[事業戦略]]
- C-4 ''[[現代戦略]]''
- C-5 [[組織構造]]
- C-6 [[組織人材]]
- C-7 [[人的資源管理]]
- C-8 [[労働法規]]
- C-9 [[マーケティング概要]]
- C-10 [[製品戦略]]
- C-11 [[価格・チャネル戦略]]
- C-12 [[プロモーション・応用マーケティング]]

* 関連 [#x15e5335]
#related

* [[用語集]] [#a4ccd17e]
#taglist(tag=現代戦略)

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