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#contents
&tag(企業戦略,企業経営理論);

- C [[企業経営理論]]
- C-1 [[経営と戦略の全体像]]
- C-2 [[企業戦略]]

* [[VRIO分析]] [#b2fb2f01]
- ジェイ・B・バーニーが、経営資源に基づく戦略論「リソース・ベースト・ビュー」で提唱した
+ Value(経済的価値)
-- 経営資源が経済的価値を生み出すこと
+ Rarity(希少性)
-- 経営資源は希少性があること
+ Imitability / Inimitability (''模倣困難性'')
-- 経営資源は真似されにくいこと
-- 競合する企業が簡単に真似したり入手できたりしないことが重要。例えば、新規に参入しようとする企業が必要な経営資源を保有していない場合、模倣するためのコストは多くかかり模倣困難性は高いが、一般的なヒトやモノ、カネといった有形資産は、経済的価値はあっても希少性が低く、模倣困難性が低い。
+ Organization(組織能力)
-- 経営資源を生かすための組織・体制があること(関連:[[情報的経営資源>経営と戦略の全体像#jc189a64]])

** 情報 [#ybaf3b3e]
+ [[VRIO分析とは?目的や実施手順、問題点、具体例まで詳しくご紹介 | BizHint(ビズヒント)- クラウド活用と生産性向上の専門サイト>https://bizhint.jp/keyword/128183]]
 VRIO分析では、この経営資源(リソース)を
 - 価値(Value)
 - 希少性(Rarity)
 - 模倣可能性(Imitability)
 - 組織(Organization)
 の4つの視点から評価することによって、 企業内部に存在する強みの質と市場における現在の競争優位性を見極め 、競争優位性の維持や更なる向上に向けた効果的な施策を講じることが可能となります。
+ [[VRIO分析|リスク管理Navi [用語集] - ニュートン・コンサルティング>https://www.newton-consulting.co.jp/bcmnavi/glossary/VRIO_analysis.html]] (2019/10/29)
 4つ全てにYESがついた経営資源は持続的であり、競争優位性を有すると言えます。
+ [[自社の強みと競合優位性を見極めるVRIO分析とは? | 繁盛マーケティング>https://sushi-marketing.com/marketing/vrio]]
 競争劣位・・・早急に対処しなければ経営が傾いてしまう恐れがある
 競争均衡・・・希少性を加えるといった競争優位性を高める努力を施さなければ、このままではいずれ競争劣位となってしまう恐れがある
 一時的な競争優位性・・・現段階では優位に立っているが、最大限に活かされていない状態を指している
 継続的な競争優位性・・・組織全体が一丸となり、経営資源を最大限に活かしている状態を指している
+ VRIOフレームワーク
| | 競争劣位 | 競争均衡 | 一時的競争優位 | 持続的競争優位 | 持続的競争優位最大 |
| 価値 | 無 | 有 | 有 | 有 | 有 |
| 希少性 | --- | 無 | 有 | 有 | 有 |
| 模倣困難性 | --- | --- | 無 | 有 | 有 |
| 組織性 | --- | --- | --- | 無 | 有 |
+ [[資源ベース理論(RBV)の歴史をひも解き、バーニーの戦略理論を理解せよ 連載 入山章栄の『世界標準の経営理論』第19回 | 戦略|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー>https://dhbr.diamond.jp/articles/-/10222]]
 今回は、経営理論としてのRBVを成立過程からひも解き、実務への応用可能性までを議論する。なおRBVは日本語で「資源ベース理論」などと訳すこともあるが、海外では「RBV」の略称を使うことが多いので、本書『世界標準の経営理論』もこれを採用する。
+ [[RBV(リソース・ベースト・ビュー)とは -  LiB Consulting Co.,Ltd.>https://www.libcon.co.jp/column/resource-based-view/]]
 RBV(Resource Based View)とは、企業内の経営資源における競争優位の源泉を探り、磨き上げて持続的な競争優位へつなげていくという戦略論です。
+ [[内部環境分析(バリューチェーン分析とVRIO分析) | 経営を学ぶ~経営学・MBA・起業~>https://keiei-manabu.com/strategy/internalenvironmental-analysis.html]]
 この考え方は、企業毎にリソース(経営資源)に着目し、資源の獲得が競合企業との競争で優位に立てるという考えとなっています。

** 経路依存性 [#l498e13d]
+ 経路依存性
-- 経験の積み重ねによって蓄積される経営資源
-- [[競争優位]]を築くための意識的な試行錯誤
-- 参考:[[VRIO分析のフレームワークを解説!【テンプレートあり】経営資源の競合優位性を紐解く4要素とは?|ferret>https://ferret-plus.com/6401]]
 経営資源が、企業独自の歴史的要因で成り立ってるかどうかです。このように、過去の出来事や発展経路に依存している事象を「経路依存」と呼びます。
--- 参考:[[冨山和彦氏と入山章栄教授が語る、日本企業の経営者が知るべき「DXの思考法」と「UXの本質」 | Biz/Zine(ビズジン)>https://bizzine.jp/article/detail/6000]] (2021/06/29)
 入山氏が重視する課題が「経路依存性」だ。企業の組織や機関が事業のために最適化されており、一部を変えようとしても他の部門との関係が深いために変えられない。
+ 因果曖昧性(因果関係不明性)
 外部から見て、経営資源がどのような仕組みで調達されているのかの曖昧さを指します。

* 関連 [#s06b5e07]
#related

- [[競争優位]]

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